2024-10

明日の風/assets/n6a1618698a5e_86add98b9c110edf592a44626bdd56e1.mp3青春という名の名馬あまずっぱく　ほろにがくあおくさくじゅせいのみずみずしくいのちをつなぐあまかわのむける　ほうじょう...

清少納言/assets/nbcecaf581cd7_9478b6708b1375d37fe9b8f7c960b0e7.mp3胸のときめきこころときめきするもの 枕辺に立ちのぼる薫香の香り甘美な夢を誘う 貴方さまの訪れを待つ ひとときの錯覚に...

明日の風/assets/n6277a4ebb31e_24c48926448d3c1f0e20bd391240ae22.mp3よごと眠られぬあるじはしゅうみんの亭主より眠れる庭園のかじんの果実のもてなしをうけ泥のように深い眠りに堕ちた知ってい...

蓮如/assets/n12124fc403b5_511c37c374db02dd92a0d13922f07b44.mp3それ人間のふしょうなるそうをつらつらかんずるに、凡そはかなきことは、この世のしちゅうしゅう、幻の如くなるいちごなり。され...

こころときめきするもの枕辺に立ちのぼる薫香の香り甘美な夢を誘う貴方さまの訪れを待つひとときの錯覚に陥っては　悦に入る徒に胸はときめく姿見の鏡に曇りが出はじめて錆びてしまう 未来が絶望につながり胸もつぶれる思いがつのる化粧し　着飾り 鏡の前で...

月の　満ち欠けが　ないものの　正体を思い出すジャンヌダルクの　はだけた胸が隠された　怒り　いきどうり　不条理の旗を振るサミトラ島の　ミケのかしら寄るべない　者たちの　吐息が　聞こえる西に傾きかけた　夕日　垂れ絹が降り　帳が夜場末の酒場のジュ...

聞こえているのに聞こえないふりささやく人がいるのに 耳 さえ 傾けないただ黙って聞いていたいのに饒舌が 寡黙を守っている見えるのに見えないふり見ている人がいるのに見守っていて欲しいのに慧眼が盲目にさせてただ黙って 目を伏せている感じているの...

深い眠りの堕ち行く先の浜辺に辿りし　波打ち際儚いゆめゆめ砂塵　泡沫　珠となり天空に浮かび上がって砕け散る漣の波頭に輝く朝日のかぎろい天　地を分かち　離れ離れの一時に出遭う　瞬きの邂逅永遠を抱き時こそ今はサンガを集め香合の香り　立ち昇る龍空の...

扇の要 に　灌頂の巻六道闇に　輪廻転生地獄草子扇面にまねき分けられし平成 物語令和の世代に次ぐ 昭和 縁起浦上天主の鐘の音善悪彼岸の響きありあじさい 七化け　徒花の花千変万化の断りを表し浮き身のあやうきも久しからず真夏の空蝉の如し強きも弱き...

霧にまぎれる獏たる景色遠く寺院の鐘音が樹々の梢の葉先を渡り声明風の音を伝え円か　月の杜に舞い降りるいぶし銀の月影が白き画箋に墨滴をしたたらせにじみ拡がる水滴の雫水滴穿石水琴窟に落下して静謐のうちに木霊する秘めたるは念仏やがて訪れる　無音のあ...

思い出す空 思い出の空大空に向かって大の字に 寝っ転がって見上げれば 大空に翻る地球旗白地に青く大空染めてああ美しい地球の旗よなんのためでもなく なんにもよらず染まって 染み入る世界は覗いちゃいけない空の深さ 青の深さ藍の思い出 新月に仕込...

スーラ複眼の左目に映るアニエールの水浴光景と情景やれやれ　どうだい　向島の連中は優雅なもんだぜ　いったいおれたちと何が違うんだなにもきかざることもなくほのほの白く明るい光を浴びた上半身裸の若者たちのんびりと穏やかな休日を過ごしている折しも舟...

あまずっぱく　ほろにがくあおくさくじゅせいのみずみずしくいのちをつなぐあまかわのむける　ほうじょうかんなみうつじょうみゃくずしりとしずむ　しんおんしなやかなしたいのだんりょくかんうけいれるじゅうなんとけるような　だつりょくかんひもとかれる　...

ゼンマイじかけのザクロのみはじけて こがんのちかじつのたねひとつひがんにたねまくひとことのはをたくすこがんひがんのけつえんのへそのおろうとのらせんのきおくまゆだまひとつ うまれかわりのふゆごもりおびれにてりかえす さざなみおどるぎんりん は...

逢わせ鏡みなもにうつる空の雲みなもにうつす おもかげはみなもにうつるひかりの君てんつくてんてん　てんつくてんみなもに映る さかだち にゅうどうぐもとうりつぜんてん 繰り返す くもだるまらんはんしゃが　光を急がせているわからなくても　知らなく...